個人年金保険は必要?メリット・デメリットまとめ

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貯蓄・投資

「老後資金を貯めよう」と考えたときに、個人年金保険で貯めるという選択肢を浮かべる方も多いでしょう。

でも本当に必要?

保険会社の人に勧められたけど、個人年金で貯めるのってお得なの?

老後に向けた貯蓄と考えるととっても長いお付き合いになるので、契約に一歩踏み出せないという方もいるかもしれません。

ここでは個人年金保険のメリット・デメリット、さらにはメリットを活かした加入方法についてご紹介します。

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そもそも個人年金保険とは?

お金を生命保険料として積立てていき、指定した年齢に達したときに一定の受給額を受取れるというものです。保険料払込期間終了後に、払込保険料の金額を元に受取額の支給されます。

個人年金は大きく3種類に分けられます。

受取額が決まっている確定年金

将来受け取れる金額が確定しているため、老後資金の計画が立てやすいという特徴があります。個人年金といえば、これをイメージする方が多いのではないでしょうか。

万一保険料の支払い中に契約者が亡くなっても、指定した家族が死亡給付金として積み立てた保険料を元にした金額が受け取れます。

年金開始が60歳以上で、10年以上の支払い期間であれば、個人年金保険料控除を受けることができます。

外貨建てのものも増えています。

一生涯受け取れる終身年金

終身年金は、長生きの時代にぴったりの年金保険です。支払保険料期間が終了すると、年金の給付が開始され、生きている限り一生涯年金を受け取ることができます。

ほとんどの商品に保証期間がついており、その期間中に亡くなっても、死亡給付金として指定したご家族が受け取れます。

ただし、保証期間が過ぎた後に早く亡くなってしまうと、支払額の合計額よりも、受取額の方が少なくなる可能性があります。長生きリスクに対応できますが、早く亡くなった時には損となります。

運用実績で受取額が変わる変額年金

変額年金は、株式や債券を中心とした運用が行われ、その実績によって年金額が変わるという商品です。運用実績が良ければ受取額が増え、運用実績が悪ければ受取額は目減りします。

先の2商品に比べて投資の要素が強いため、貯蓄額とのバランスを考慮しながら選択する必要があります。

 

個人年金保険のメリット

銀行よりも高い利回り

銀行よりも高い利回りが期待できます。

バブル期などに比べて銀行の利率が低くなっているように、保険の利率も下がってきています。それでも常に銀行よりも高い利回りを確保しているところは魅力です。

生命保険料控除の活用

税制メリットが受けられます。

個人年金保険のデメリット

解約リスク

途中で解約したいときに、加入からの期間が短いと元本割れの可能性があります。商品にもよりますが、元本割れのボーダーは10年前後が目安になります。

途中で払えないということがないよう、余裕資金で始めるのが大切です。

インフレリスク

将来インフレが起きて銀行などの利率が上昇する可能性もあります。受取額が固定されている保険商品の場合、低い利回りのまま持ち続ける状態になる可能性も考えないといけません。

個人年金保険のメリットを活かす契約方法

保険料控除を意識する

個人年金保険のメリットを最大限に活かすには、保険料控除がMAX活用できるギリギリの保険料で契約するのが最もお得かと思います。

具体的には保険料年間8万円、月々にすると6667円で契約をします。ただ、基本的には月々の最低保険料を1万円に設定している保険会社が多いので、現実的には月々1万円、年間保険料12万円で契約するのが現実的でしょう。

年間12万円だとどれくらいお得?

仮に年収300万円の共働き女性が年間12万円を個人年金で積み立てたとすると、年金4800円税金が戻る計算になります。

年間4%の利回りなので、保険料控除だけでも十分お得と言えます。もちろん年収が増えると戻ってくる税金も大きくなっていくので、さらに大きな利回りが期待できることになります。

これ以上毎月の保険料を上げても戻る税金の金額は変わりません。年間30万円積み立てたとしても税金が戻るのは4800円なので、利回り1.6%と下がってしまいます。

そのため、毎月1万円より大きい金額を充てるのは勿体ないかもしれません。

まとめ

以上から、個人年金保険では毎月1万円を積立てるのが最もおすすめできる方法です。

保険料控除は働く方が受けられる特権なので、ぜひ活用を検討してみてくださいね。

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